2017.04.23
カテゴリ:いろは
勉強のしすぎ!?
絵って知識があるがために上手く描けないことがあるようです。
例えば…
・解剖学を一生懸命勉強した
→見えてもいない筋肉の隆起や骨の出っ張りを誇張して描いてしまう。
・遠近法を一生懸命勉強した
→見えている以上に遠近法を強調しすぎて歪んでいる
・技法を一生懸命勉強した
→見えているものに合わない技法で描かれていて不自然
○ 眼→心→手
× 頭→眼→手
知識ってある種の「思い込み」を作ります。「ここにあの筋肉があるはずだ!」など。
こうなると視点が一点に集中し画面全体で見たときよりも大げさに描いてしまうのをよく見かけます。これはテクスチャや映り込みを描くときにも言えることです。
絵を描くときの理想は観たモノを何も考えずにスラスラ描けることですよね。
「スラスラ描けないから勉強してるんだよ!」
ごもっともではありますが、いつしか頭>眼の関係になってしまっていませんか?
絵は理屈や知識ではどうしても突破できないセクションが多々あります。
そんなときはご自分の眼だけを信じてあげてください。